漁船釣り 魚

釣りたてのおいしさ

隣町の海岸には、魚が釣れる時期になると多くの車が並びます。
釣り好きの知人が一年で一番元気になるのも、この時期です。


長期戦を見込んで、ほとんどの釣り人がテントを用意。
そうでなければ、車の中に一日を過ごすための用意が十分にされています。

 

テントの中にストーブを置いておけば、冬なら寒さ対策も万全。
ストーブにやかんを乗せてお湯を沸かせば、
インスタント麺だって作れるしホットコーヒーやココアも飲むことだってできます。
そこで生計を立てられるんじゃないかと思うほどです。
遠くから来ている釣り人は、現にそこで数日を過ごすことになるのだから、
短期間なら生活できてしまいますね。

 

地元の人はテレビやラジオで、
魚がかかるまでの時間をつぶすのだと言っていました。

正直言って、釣りの楽しさがわからずにいました。
いつ釣れるかわからないものを、ずっと待ち続けるなんて退屈。
そう思っていたんです。

 

でも知人に今さっき海で泳いでいたという、釣ったばかりの魚を頂き、
その思いは一瞬で変わりました。
お店に並んでいる魚とは全く違います。
今まで食べたどんな魚よりも美味。


魚ってこんなにおいしいものだったのかと、今さらながらにしみじみを感じました。

 

もとから肉より断然魚派だったのですが、
釣りたての魚を味わってからはさらに好きになりました。

 

値段の良い高級魚は、もちろんとても美味しいです。
でも釣り上げたばかりのお魚は、おいしさが違うんです。
これなら苦労して釣った甲斐もあるというものです。

 

あまりにもおいしくて感動したと知人に話すと、
それから頻繁に魚をくれるようになりました。

 

私にこんなにくれていたら自分が食べる分がなくなるのでは?と聞いたところ、
魚を釣ることは好きでも食べるのはそうでもないと言うんです(^^;
釣るのが楽しいのであって、特に魚を食べたいというわけではないようですよ。

 

もちろん釣り人の中にはお魚好きも大勢いると思いますが、
どうやら知人のように『食べたいより釣りたい』という人も少なくないようですね。


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